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2022.08.21院長ブログ

シンプルな健康法 〜補(ほ)・瀉(しゃ)〜

こんにちは、
ポラリス診療所、院長の亀井順子です。

「代替医療」というものが世の中に出始めたのは、
私が大学院の頃、約20年前になります。

そのとき、私が思っていたのは、
西洋医学の薬は、症状を抑えているものが多く、
本当の意味で効いている薬は少ししかない、
ということでした。



薬で症状が良くなっても、
また悪化してしまうことがあります。

確かに薬は効いているんだけれど、
根本的に治っていないのです。

そんな無力さを感じていました。


大学院を出てからは、
医局に所属して病院に勤めながら、
代替医療の勉強をずっとしてきました。

そしてたどり着いたのが、
「医食同源」
という考え方でした。



食べることと健康は、
切っても切り離せません。

極論、人間の体は、
何を取り入れて、何を出していくか。

とてもシンプルです。

中医学では、
体に取り入れることを「捕(ほ)」、
体から出すことを「瀉(しゃ)」
と言います。

捕ー取り入れることー
の究極は、食事。

いいものを食べること、
悪いものを食べないことが、
大事なのは言うまでもありませんね。

瀉ー出すことーは、
通常、汗や便、尿などでしかできません。



現代人は昔よりも食事や皮膚から
化学物質をとる量が増えていて、
ストレスも多いため、
毒素が自然に排出されず、
体の中に溜まっていきます。

その積もり積もった毒が
いろんな病気の原因になるのです。

そこで、当院で用いているのが、
瀉ー出すことーの治療方法です。



血管の周りの「結合組織」というところに
毒素が溜まるのですが、
皮膚を針で刺して、吸引し、
血液から毒素を取るという治療です。

この治療法なら、
病気の原因である毒素を取り除くという、
病気への根本的なアプローチが可能なのです。


食事を見直すこと、
体から毒を出すこと。

これだけで、体は改善されていきます。

この記事を書いた人
かたらおあゆみ
亀井順子 医師